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ISBN: 9784104160013

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9784104160013 - 養老 孟司: 身体の文学史
養老 孟司

身体の文学史 (1997)

US

ISBN: 9784104160013 bzw. 4104160016, Sprache unbekannt, 197 Seiten, 新潮社, gebraucht.

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解剖学者としての知見をもとに、現在の「脳化社会」をさまざまにとらえてきた筆者が、近・現代小説を分析して、日本文学史、さらに日本人と日本文化に対して大きな視点からの批評を試みた、スリリングな問題提起の一書である。筆者によれば、江戸時代は心=脳をもって、「身体という自然」を隠蔽した人工社会であり、そこでは「型」が大きな力を占めていた。近代もその延長として、一方で「個」の幻想を求めて型を喪失していきつつも、精神が身体を抑圧した社会であり、漱石の『こころ』はまさにその象徴であった。芥川龍之介の中世(江戸以前)への注視は身体回復の指向を見せつつも、それは「心理という人工」に絡み取られているという。森鴎外、小林秀雄、大岡昇平ほか日本文学史に登場する作家は、押しなべて「身体」そのものから遠ざかったところにあるが、筆者は深沢七郎の中に、江戸以前の「身体」のもつ力を垣間見る。そして、三島由紀夫に、徹底的に脳化された社会と個における「表現としての身体」を見、その歪みとともに現在への予見性をいう。 筆者は書き継ぎながら思考を展開しており、決して読みやすい本ではない。しかし、文学と生理学や社会学などとの架橋は、いくぶんのきしみを感じさせつつも、文学史のグローバルな読み替えを促す。時代の現実がバーチャル・リアル化し、社会がマルチメディア化すればするほど、逆に身体の問題の重要性は高まってくるに違いない。人間の身体の構造が科学的に解き明かされつつも、身体そのものがますます人間から離れていくように感じられる現代である。身体とは何か、時代の中で身体性は回復され得るのか、普遍と個にまたがる文学の言葉の可能性を遠望しながら、筆者の問いかけは文学史を越えて根源的であり、また今日的である。(内藤 明), 単行本, ラベル: 新潮社, 新潮社, 製品グループ: Book, 公開: 1997-01, スタジオ: 新潮社, 売り上げランキング: 1161319.
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9784104160013 - 養老 孟司: 身体の文学史
養老 孟司

身体の文学史 (1997)

US

ISBN: 9784104160013 bzw. 4104160016, Sprache unbekannt, 197 Seiten, 新潮社, gebraucht.

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解剖学者としての知見をもとに、現在の「脳化社会」をさまざまにとらえてきた筆者が、近・現代小説を分析して、日本文学史、さらに日本人と日本文化に対して大きな視点からの批評を試みた、スリリングな問題提起の一書である。筆者によれば、江戸時代は心=脳をもって、「身体という自然」を隠蔽した人工社会であり、そこでは「型」が大きな力を占めていた。近代もその延長として、一方で「個」の幻想を求めて型を喪失していきつつも、精神が身体を抑圧した社会であり、漱石の『こころ』はまさにその象徴であった。芥川龍之介の中世(江戸以前)への注視は身体回復の指向を見せつつも、それは「心理という人工」に絡み取られているという。森鴎外、小林秀雄、大岡昇平ほか日本文学史に登場する作家は、押しなべて「身体」そのものから遠ざかったところにあるが、筆者は深沢七郎の中に、江戸以前の「身体」のもつ力を垣間見る。そして、三島由紀夫に、徹底的に脳化された社会と個における「表現としての身体」を見、その歪みとともに現在への予見性をいう。 筆者は書き継ぎながら思考を展開しており、決して読みやすい本ではない。しかし、文学と生理学や社会学などとの架橋は、いくぶんのきしみを感じさせつつも、文学史のグローバルな読み替えを促す。時代の現実がバーチャル・リアル化し、社会がマルチメディア化すればするほど、逆に身体の問題の重要性は高まってくるに違いない。人間の身体の構造が科学的に解き明かされつつも、身体そのものがますます人間から離れていくように感じられる現代である。身体とは何か、時代の中で身体性は回復され得るのか、普遍と個にまたがる文学の言葉の可能性を遠望しながら、筆者の問いかけは文学史を越えて根源的であり、また今日的である。(内藤 明), 単行本, ラベル: 新潮社, 新潮社, 製品グループ: Book, 公開: 1997-01, スタジオ: 新潮社, 売り上げランキング: 1161319.
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