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ISBN: 9784594029371

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9784594029371 - 西部 邁, 編集: 新しい歴史教科書をつくる会: 国民の道徳
西部 邁, 編集: 新しい歴史教科書をつくる会

国民の道徳 (2000)

US

ISBN: 9784594029371 bzw. 459402937X, Sprache unbekannt, 673 Seiten, 産経新聞ニュースサービス, gebraucht.

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家庭内暴力、学校崩壊、少年の凶悪犯罪、日本型経済システムの破綻、道徳と国家意識の喪失、安全保障問題の前に呆然自失する国民、リーダーシップの不在。20世紀末の日本社会が爛熟の果ての腐臭を放っていることは、日本人の誰もが認める現実である。戦後50年、日本のオピニオンをリードしてきたエリート知識人、学者、マスメディアは競って、その病巣解明に当たっているが、いまだ納得できる答えは聞かれない。それもそのはずである、と著者は言う。「戦後」は日本の「歴史・習慣・伝統を破壊することに進歩を見出だした時代」であり、「日本の歴史を甚だしく蔑視」し「自由と進歩」「民主主義とヒューマニズム」を新しい価値観として唱導してきたのが「戦後知識人」だった。その行き着いた先が今の日本であってみれば、知識人たちに病巣解明ができるはずがないのである。 「道徳」とは「歴史・慣習・伝統に育まれた」価値観のことだが、戦後知識人は冷戦以前はソ連型思考につき、社会主義イデオロギーの実験が失敗に終わった現在は、アメリカ型思考に移行している。彼らが「ソ連型思考からアメリカ型のそれに無理なく移行しえた」のは、米ソともに歴史蔑視の国だからだ。著者は、その歴史蔑視こそが社会腐敗の病根であることを、古今東西の哲学者、思想家、社会学者の考察を比較紹介しながら解き明かし、日本の知識人、マスメディアが崇め続ける「戦後民主主義」なるものの実相を腑わけして見せる。 日本人はエリート知識人に導かれて、第2次世界大戦を「全体主義対民主主義」の戦いであったと信じ込んでいるが、ヒトラーもムッソリーニも大衆が民主的手続きで選んだのであり、スターリンも人民によって選ばれた独裁者だった。全体主義と民主主義は矛盾するものではない。そのことを見ぬかずに、民主主義を普遍的価値と崇め、伝統的価値観を廃棄して、いたずらに自由と平等を唱えてきた結果、個人が己れの欲望を放縦に主張する「みだらな」社会が作り出されたと言うのである。 670ページに及ぶ分厚さで、手にした最初は気おくれするが、語り口が平明だから、読み出したら止まらない本である。(伊藤延司), 単行本, ラベル: 産経新聞ニュースサービス, 産経新聞ニュースサービス, 製品グループ: Book, 公開: 2000-10, スタジオ: 産経新聞ニュースサービス, 売り上げランキング: 274206.
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9784594029371 - 西部 邁, 編集: 新しい歴史教科書をつくる会: 国民の道徳
西部 邁, 編集: 新しい歴史教科書をつくる会

国民の道徳 (2000)

NW

ISBN: 9784594029371 bzw. 459402937X, Sprache unbekannt, 673 Seiten, 産経新聞ニュースサービス, neu.

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家庭内暴力、学校崩壊、少年の凶悪犯罪、日本型経済システムの破綻、道徳と国家意識の喪失、安全保障問題の前に呆然自失する国民、リーダーシップの不在。20世紀末の日本社会が爛熟の果ての腐臭を放っていることは、日本人の誰もが認める現実である。戦後50年、日本のオピニオンをリードしてきたエリート知識人、学者、マスメディアは競って、その病巣解明に当たっているが、いまだ納得できる答えは聞かれない。それもそのはずである、と著者は言う。「戦後」は日本の「歴史・習慣・伝統を破壊することに進歩を見出だした時代」であり、「日本の歴史を甚だしく蔑視」し「自由と進歩」「民主主義とヒューマニズム」を新しい価値観として唱導してきたのが「戦後知識人」だった。その行き着いた先が今の日本であってみれば、知識人たちに病巣解明ができるはずがないのである。 「道徳」とは「歴史・慣習・伝統に育まれた」価値観のことだが、戦後知識人は冷戦以前はソ連型思考につき、社会主義イデオロギーの実験が失敗に終わった現在は、アメリカ型思考に移行している。彼らが「ソ連型思考からアメリカ型のそれに無理なく移行しえた」のは、米ソともに歴史蔑視の国だからだ。著者は、その歴史蔑視こそが社会腐敗の病根であることを、古今東西の哲学者、思想家、社会学者の考察を比較紹介しながら解き明かし、日本の知識人、マスメディアが崇め続ける「戦後民主主義」なるものの実相を腑わけして見せる。 日本人はエリート知識人に導かれて、第2次世界大戦を「全体主義対民主主義」の戦いであったと信じ込んでいるが、ヒトラーもムッソリーニも大衆が民主的手続きで選んだのであり、スターリンも人民によって選ばれた独裁者だった。全体主義と民主主義は矛盾するものではない。そのことを見ぬかずに、民主主義を普遍的価値と崇め、伝統的価値観を廃棄して、いたずらに自由と平等を唱えてきた結果、個人が己れの欲望を放縦に主張する「みだらな」社会が作り出されたと言うのである。 670ページに及ぶ分厚さで、手にした最初は気おくれするが、語り口が平明だから、読み出したら止まらない本である。(伊藤延司), 単行本, ラベル: 産経新聞ニュースサービス, 産経新聞ニュースサービス, 製品グループ: Book, 公開: 2000-10, スタジオ: 産経新聞ニュースサービス, 売り上げランキング: 274206.
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